IHクッキングヒーターを交換してみた。
自宅のIHクッキングヒーターが壊れたんで交換してみました。
ちょっと前からグリルを使うとブレーカーがとぶようになってまして。
ネットで調べてみると、同じようなトラブルにあっている人のサイトがかなりの数見つかりました。
読んでみると、絶縁塗装が劣化したヒーターに油などの汚れが付着して漏電するのが原因らしい。
これがグリルの状態。
かなり汚れていて錆も見られいかにも絶縁が悪そう・・・。
早速メーカーに聞いてみました。
メーカーによると、ヒーター交換か基板交換になるだろう、出張費を含め、2万から5万はかかるとのこと。しかし、機種が古いため部品が出るかどうかはわからないらしい。
このIHクッキングヒーターだが、新築時に取り付けたものなので、10年近くたっている。その古い機械の修理に最大5万円はかなり痛い出費である。さらに今回はヒーター交換で何とかなりそうだが、ほかの部分も壊れないとは限らないし、それを修理できるとも限らない。
そこで今後のことも考えて、今回は新品に交換することにしました。
今回選んだのは三菱製のCS-T32HNSRという機種。
この機種は、パナソニックや日立のようにオールメタル対応ではないし、特に目新しい機能もないと思います。
ただ、一点だけほかのメーカーと違うところがあり、それがグリルが横に長くなっているところ。
普通グリルで魚を焼くときには縦に並べると思うが、この三菱のCS-T32HNSRだけは、横に並べて焼くようになる。この長手方向にグリルが引き出せるというのが今回選んだ最大の理由。(価格が他の物より安いのも大きいかな)
購入は楽天の店舗で、注文後中2日で届きました。
早速交換のために壊れたIHクッキングヒーターを取り外します。
取り付けとは反対の手順で外せると思いますので、取り外す前にメーカーのサイトから取り付け説明書をダウンロードします。
まずはグリルの蓋と表面のパネルを外します。
次に固定ネジをゆるめるんですが、実際にはしまっていませんでした。
設置した業者が忘れたんでしょう。
背面側にも取り付けネジがあるんですが、こちらも締まっていませんでした・・・。
でも、2本しかない固定ネジを閉め忘れるって・・・。
次に、なぜかトッププレートの脇にコーキングが打設してあるんでこれを解体します。
ちょっと解体してみると、キッチンのトッププレートとクッキングヒーターの間に隙間があるのがわかりました。
きっとこの隙間を埋めるためにコーキングを打ったんでしょう。
コーキングに切れ目を入れると、本体は簡単に外れます。
まだコーキングが残っていますので、いらないカードを使ってそぎ取ります。
カードを使うと傷がつきにくいのでお勧めです。
コーキングが油で傷んでいたためか簡単に解体できました。
ちょっと見てみると、コンセントの方向が説明書と異なりますので、ついでに方向を変えておきます。
これで壊れたクッキングヒーターの撤去は完了です。
次に新しいヒーターの取り付けですが、これはいたって簡単で載せてネジを締めるだけ。
まずは本体を近くに持ってきてコンセントを差し込みます。
次に開口部から差し込んで
全面の保護カバーを外して、左右の化粧パネルをはめ込み
元のヒーターが少し浮いていたので開口部の深さが気になっていましたが、今回は当たることもなく無事におさましました。写真のように約2mmほど浮いています。
ちゃんとはまったのも確認できましたので、固定するため排気口の内側にあるネジを締め込みます。
次に全面側グリル上側にあるネジを締め込みます。
これで固定は完了です。
最後に化粧パネルとグリルの扉をつけて
あっというまに完成です。
新規の取り付けは電気工事もあり個人で行うのは難しいと思います。
しかし、既設の交換であればドライバー一本あれば簡単にできます。
唯一の問題はサイズだと思います。
今ではメーカーのサイトから説明書をダウンロードできますので、事前に確認しておけば問題ないでしょう。
これで設置工事費(1.5千円から2万円ぐらいだと思います)が節約できます。
忘れてましたが、撤去したクッキングヒーターの処分方法も確認しておきましょう。
汚れた古い機器置きっぱなしにしておくと、家族から責められます・・・。