家の壁のシーリングを直してみた。

家の壁のシーリングを直してみた。

家の壁のシーリング部に切れが目立ってきたんで打ち直すことに。
本当は全部一気に打ち直せばいいんでしょうが、そうもいきませんのでとりあえず目立つ部分を直してみる。

 

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見てみるとかなり劣化が進んでいるようで、切れはあるは、硬くなり弾力はなくなっているはでもう限界のようです。今回は横4m、縦4mを直してみることにします。

 

とりあえず、既設のシーリングを解体します。
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外壁材とシーリングの境目にカッターで切れ目を入れて、マイナスドライバーでコジって取っていきます。ほとんどの部分で隙間があったのであまり苦労することなく解体できました。
シーリングの打ち直しでは、この解体作業が一番大変な作業だと思いますので今回は楽にいきそうです。

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解体してみると部分的にバックアップ材が無いところがありましたので今回追加します。まずは濡れ雑巾で汚れを拭き取り乾くのを待ちます。次に乾いたところへ長さに切ったバックアップ材をはめていきます。
このバックアップ材がないとシーリングの3面が接着することになり、次回解体しづらくなってしまい、また固まってから壁との隙間が開きやすくなってしまいます。必ず2面接着になるようにするのが良いと思います。

 

次に打設する縁の部分にマスキングテープを貼っていきます。
特に難しい点はありませんが、後で剥がしやすくするために1mぐらいで切りながら貼っていきます。
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シーリングを打設したらマスキングテープを貼がすことになるんですが、剥がすときにはテープ表面にシーリングが付いた状態になります。
シーリングが付いたテープを剥がすのが意外とやりづらく、丸めるだけでもあちこちにシーリングが付いてしまい大変な事になってしまいます。短く切って貼っておくと、取り回しが楽になりますのでまわりをを汚すことなく撤去できると思います。

マスキングが終わったら下地としてプライマーを塗ります。これを塗らないとシーリングが剥がれやすくなってしまいます。刷毛塗りするんですが今回は模型作りでダメになってしまった刷毛を使います。プライマー塗布に使う刷毛は使い捨てになると思いますので使い古した刷毛で良いと思います。
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1時間ぐらいたってからシーリングを打設します。
今回つかうシーリングは「変成シリコーン LM」です。
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このシーリングは上から塗装がのるものです。
塗装がのる物を使っておかないと、外壁の色を塗り直す際に塗料をはじいて仕上がりが悪くなってしまい、最悪の場合シーリングのやり直しが必要になってしまいます。
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シーリングの先端を打設する場所の幅に合わせカットします。

 

次はシーリングの打設です。
後でコテをつかって表面をならしますが、この時シーリングが少ないと均一になでられずに仕上がりが悪くなりますので、打設する際には若干多めに打設します。
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最後にコテで表面をならします。この作業を行わないとコーキングが密着しませんので、打設だけで表面がきれいでも必ずならします。この時コテは立てて使う方が仕上がりがよくなると思います。

こてを使ってならすようになるんですが、今回はならす道具がなかったのでプラバンで作りました。
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大きなRをつけておくと多少幅が変わっても対応できますので実際に使う幅より大きなRのものを使います。
また、コテは1本ではなく2本用意すると良いでしょう。一本はなでる作業に使い、もう一本はなでていくと出てくる余ったシーリングをのせておくのに使います。
なでる作業に使うコテにシーリングが付いているときれいに仕上がりませんので、もう一本に擦りつける様にしてこそげとります。この余ったシーリングは足りない部分に使うことがありますので、なでる作業中は一緒に持って歩きます。

 

なでる作業が終われば後はマスキングテープを剥がすだけです。この時、2本のコテに巻き付けるように剥がしていくと手を汚さずにすむと思います。
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これで打設完了です。
今回は仕上がりはまあまあでしたが、段取りが悪く2時間以上かかってしまいました。次回はもう少し手際よくやりたいもんです。